朝ぐるぐる回るめまい吐き気ふらつきの治し方 これで治った!
以前は寝起きに目がぐるぐる回るめまいで起きられないことが頻繁にあったのですが、長い間悩まされていた辛いめまいを治すことができました!
自分で実践して有効的だっためまい予防法も含めて紹介したいと思います。
寝起きのめまい、ふらつきで悩んでいる方、ぜひ参考にしてみてください!
私は昔からめまいが起こりやすい体質でした。
寝起きのめまい以外にも、目の前が真っ暗になってふらつく立ちくらみもよく起こります。
電車や飛行機などの乗り物酔いもしやすく、めまい、ふらつき、立ちくらみなどは日常茶飯事に起こる悩みです。
テーマパークへ行く時も酔い止めは必須。
飲まないとジェットコースターも楽しめません。
そんな悩みのある中、今克服できたと思えるのは「寝起きのめまい」です。
治ったと感じてからすでに3年以上経つのですが、その間一度も寝起きのめまいが起きていないので、完治したと言えると思います。
私が悩まされた寝起きのめまいの症状:
・ 朝、目が覚めた時点ですでに気持ちが悪い
・ 上を見ると、天井が迫ってくる感じ、天井が右から左へ繰り返し動く感じ、など天井が動いて見える
・ 吐き気があり気持ちが悪い
・ ふらつく(ふらふらして立ち上がれない)
・ 目がぐるぐる回る感じがする
・ どちらかの方向に引っ張られていく感じがする
・ 必死で起きてもまっすぐに歩けない、倒れそうで怖いので何かにつかまっていないと立っていられない
・ 必死で起きた後も長い間ずっと気持ち悪さが続いている
・ 午後を過ぎて夕方頃には良くなってくる、夜にはほぼ治っている
・ 月に1〜2度の割合で寝起きのめまいが起こる
こんな感じの症状が月に1、2度起こり、めまいが起きた日は日常生活が困難なのでとても困りました。
私はお酒も飲まないので、前日に飲んだ次の日に起こる、などの要因はなく、他にも原因となるものは思い浮かばず、めまいの原因は突き止められませんでした。
原因が突き止められないので防ぐこともできず、月に数回起こる朝のめまいに何年も苦しめられました。
どうしても休めない日、どうしても起きなくてはいけない時にめまいがあると本当に困ります。
同じような症状で悩んでいる方にも効果があるかもしれないので、私が実践した方法を紹介したいと思います。
まず、私がめまいを治そうとしたのは、番組でめまいを治す方法が紹介されていたのを見たのがきっかけでした。
それまでは、めまいを治す方法があることすら知らずにいたので、自分で治そうとすることなど思いつきもしませんでした。
その番組で紹介されていた方法をやってみたのですが、私にはむいていないかなと思い続けられませんでした。
ですが、これがめまいを治すためにいろいろと自分でやり始めるきっかけになりました。
ちなみに、番組で簡単に寝起きのめまいを治す方法として紹介されていたやり方に興味のある方は、こちらの記事にまとめてありますので試してみてください。
⇒ 寝起きのめまいの原因と治し方!予防法は三半規管に耳石を入れない
寝起きのめまいの原因:
私に寝起きのめまいが起きていたのには、原因がありました。
・ 寝ている時の寝相が良すぎる
・ 夜寝てから朝起きるまでの夜間ほとんど寝返りをしない
・ 枕が高いと首が痛くなるので、低くてペタンコの枕を使っている
こんなことがめまいの原因になるの?と私も驚いたのですが、寝返りもうたずに寝相よく寝ていることが、寝起きのめまいの原因になりえていました。
夜どんな寝相で自分が寝ているのかなど自分では知りえないですが、朝布団が乱れていないので、夜寝てから朝までほとんど動いていないようです。
よく言えば寝相が良い、になるのでしょうが、私の場合はこれが寝起きのめまいの原因をつくってしまっていました。
耳の構造とめまいの原因
まず人の耳の構造を見てみると、ラッパやドラムやホルンなど楽器のような形をした器官があるのに驚きます。
耳の器官は、外側から外耳、内耳、中耳へと続きます。
空気の振動が耳の構造へ伝わり音となって聞こえる仕組みです。
内耳には聴覚をつかさどるうずまきのような形をした蝸牛と、平衡感覚をつかさどる三半規管と耳石器があります。
めまいを引き起こす要因になる部分は、体のバランスを保つ役割をしている三半規管と耳石器です。
耳石器の中にある耳石は、寝返りをうったり、起きるために頭を持ち上げたり、何か頭を動かした拍子に剥がれてしまうことがあります。
加齢が原因のこともあり、ちょっとした拍子に剥がれてしまうことがあるのです。
耳石はカルシルムからなる小さな小さな砂のような粒なので、剥がれた後にすぐ隣にある三半規管へ入り込んでしまうことがあります。
三半規管はバランスを保つ働きをする器官です。
中には感覚毛という体の動きを感知して脳へ伝える役割をする部分があります。
耳石が三半規管へ入ってしまうと、感覚毛が刺激されて、体は動いていないのに動いていると感知してしまい、目が回っているように感じるめまいが起きてしまうのです。
これは、良性発作性頭位めまい症と呼ばれる症状で通常は数分といった短い期間でめまいが治ると言われています。
ですが、私の場合は、数分といった短い時間でめまいが治ることはなく、朝のめまいが起きてから昼過ぎまでずっと気分は悪く、毎度毎度やっと夕方くらいに治まってくる感じでした。
私のめまいの症状と原因は、良性発作頭位めまい症で間違えないと思うのですが、とにかく目が回って気持ちが悪く、吐き気とふらつきを伴うめまいが長い時間続いていました。
良性発作頭位めまい症を早く緩和させる方法
めまいが起きると、目がくるくる回って起きるのも怖く感じるし、歩くのもフラフラして危ない状態になります。
その上、吐き気も襲ってくるので、忙しい朝の支度をいつものように済ませるのは難しくなります。
仕事に行くどころじゃない、、、
気持ちが悪くて起き上がれない、、、
そんなに辛い時は、仕事を休んでベッドに寝たまま、治るまで休むことが体のためだと思って安静にしていがちでした。
ですが、いつ起こるか分からないめまいに振り回されていられない日もあります。
どうしても仕事へ行かなくてはいけない日、どうしても済まさなくてはいけない用事があることもありますよね。
そういう時は、気持ち悪さと辛さと戦いながら、ふらふらしながら仕事をしていました。
そして、この経験から分かったことがあるのです!
体に鞭打って無理やり起きてやらなくてはいけないことを済ませた日、辛いのを我慢して死に物狂いで仕事に行った日、こういった日はめまいの症状が早くおさまることに気づいたのです!
朝、気持ちが悪くて起き上がれずに安静に布団で休み、あまり動かずに安静にしていた日は、夕方近くにやっと治まってくる感じでしたが、無理やり起きて仕事をした日は、お昼にはかなり症状が治まっていました。
これに気がついた時、めまいって根性で治せるんだ!と思ってしまいました。
そこからは、めまいが起きても安静に寝ていることはしなくなりました。
起き上がるのが辛く横になっていたい日も、起きて動けば治るのだから!っと自分に言い聞かせて、めまいのある日もなるべく日常生活をいつものようにこなすように心がけました。
そのうち症状が少し良くなったと感じたら、めまいをたたみかける最終段階に入ります。
いつもよりも歩ってみたり、いつもよりも大げさに動きをするようにして、体を動かすようにしました。
こうすることで、めまいが治る時間も少しずつ早くなり、めまいが起きる回数も減っていきました。
この経験から、寝起きのめまいを治すには、安静に寝ているのが正解ではないとわかりました。
自分でできる良性発作頭位めまい症を治す方法
良性発作頭位めまい症は、剥がれて三半規管に入り込んでしまった耳石をなくすことで治ります。
耳石をなくすには、耳石を転がして小さく小さくしていけば、最終的には感覚毛を刺激しなくなるので、めまいの症状は治ります。
耳石をなるべく転がす行動をする!
これがめまいを治すポイントです。
私が実践してめまいを治す効果があったと実感したもの:
・ 寝起きのめまいがある日も起きる
(起きてすぐはふらつきもひどいので、注意してくださいね!私は壁につかまりながら歩いていました。)
・ 起きて最初に歯磨きと洗顔をする
(歯磨きも洗顔もかなり頭を動かす必要があるので、吐き気とぐるぐる回る気持ち悪さとの戦いになりますが、洗面台を支えにしながらやっていました。歯磨きと洗顔はめまいを早く緩和させるのに効果があったと感じます。)
・ 朝ごはんの用意をする
(めまいの症状には吐き気もあるので、子供のお弁当を作ったり家族の朝ごはんを用意するのはかなり根性がいります。ですので、いつもよりかなりかなり手抜きに済ませていました。それでも、食材を探したり、調理器具を用意したりと、朝ごはんの用意は意外と体も頭も動かす必要があり、めまいを早く治すのに効果的だと感じます。)
・ 歩く、自転車に乗る
(歩くのも自転車に乗るのも、どちらもめまいを早く治す効果があると思います。道を渡るときに左右を見たり、後ろを振り返ったり、気分が悪いときには辛い動きがつきものですが、外の空気を吸うのは気分が良くなりますし、軽い動きはした方がめまいが治る時間も縮まります。なので、かなり根性で仕事も休まず行くようにしました。)
そして最後に、めまいの症状が治まってきた時に、自分の中でめまいを完治させるためにあえてやっていたことがあります。
・ いつもより大げさに動くこと、いつもより多めに動くこと
例えば歩っている時の腕の振りをいつもより大きくしたり、いつもなら座って休んでいる休み時間にコンビニまで行ったりして、あえて動きを増やしました。
自分が寝起きのめまいのある日に、めまいを早く治すためにやったことはこれぐらいです。
これらの行為は、明らかにめまいを早く治すことにつながりました。
そうです!
言ってしまえば、結局普通に日常生活を送るだけです。
普通にと言っても、自分の中ではかなり根性で!なのですが。
寝起きのめまいが起きた時に安静にせずに、頑張って起きて日常生活をする。
これを続けているうちに、早くめまいが治るようになっただけでなく、めまいが起きる回数も格段に減っていきました。
そして、寝起きのめまいは起きなくなり、それから3年以上めまいは起きていません。
完治した!と言えると思います。
めまい予防法
私が寝起きのめまいを予防する目的でやっていること:
・ ペタンコの枕をやめて高めの枕に変えた
(もし耳石が剥がれても、三半規管に入りにくくなるため)
・ いつも同じポーズ同じ方向で眠りについていたのを、いつもとは違う方向違うポーズで眠りにつくようにした
(自分にとって寝やすい位置や、癖のあるポーズになりがちなので、寝ている間に動きを増やす目的で)
最後に
私がめまいを完治させたのは、このような簡単で単純な方法なので、ようは日常生活の延長で治した感じです。
あんなに定期的に襲ってきた辛い朝のめまいを、自分で普通の生活の中で治すことができました。
経験から学んで私が実践していた行動は、たまたま良性発作頭位めまい症の症状をおさえる原理に基づいた行動でした。
同じ症状で悩むすべての方に効果的なのかは分かりませんが、簡単なことであの辛いめまいから解放される可能性があるかもしれないので、悩んでいる方は是非試してみてください。