擦り傷と切り傷を綺麗に早く治す方法 正しいモイスチャーヒーリング手当て方法
最近、湿潤治療もしくはモイスチャーヒーリングという傷の手当て方法が
早く綺麗に傷を治す方法だということが分かりました。
これまで、擦り傷や切り傷の治療法には、消毒液をつけて乾燥させて、
体液が出てきたら絆創膏で吸い取るように多い、かさぶたが傷口を多い
それが剥がれると完治という認識の、ドライヒーリングという方法で
手当てしていた方がほとんどだと思います。
しかし、本当に傷口を綺麗に早く治す方法はコレではなかったのです。
モイスチャーヒーリングと呼ばれる傷口を乾かさない手当てこそが、
擦り傷や切り傷を綺麗に早く完治させる治療法なのです。
<モイスチャーヒーリングとは?>
消毒液を使用せず、傷口を乾かさずに傷口から出てくる体液を
傷口に保持することで治す方法です。
患部が乾燥しないので、かさぶたが剥がれてまた流血するなんて
こともありません。
<ぐちゅぐちゅした患部を乾燥させなくて平気なの?>
モイスチャーヒーリングは、人間の体液に含まれる再生力を最大限に
活かす湿潤治療なので、これまでの常識とは正反対の方法であります。
<モイスチャーヒーリングの傷口の手当てのやり方>
■ 擦り傷が出来たらまず、ごみなどの異物を患部から
取り除くために水で洗い流します。
■ 水気を優しくふき取り、止血が必要な場合は止血をし、
湿潤効果のある絆創膏やパッドを貼ります。
(湿潤効果のパッドが手元にない場合は、サランラップが代用できます。
ラップで傷口を覆って、医療用テープでまわりをとめます。)
■ パッドの貼り替え作業を1日1回行います。
その際、傷口を水洗いして、そっと拭き取ってから、また綺麗な
湿潤パッドをはっておきます。
■ 傷を悪化させないためには、きちんと貼り替え作業を怠らずにやり、
正しく処置することを守ってください。
乾燥させる工程は一切入りません!
消毒液は一切使いません!
<薬もつけずになぜ綺麗に早く完治するの?>
傷から出る体液の役割とは、皮膚の再生を促進です。
傷が治るにつれて、出てくる体液は少なくなり、なめらかな皮膚が
再生される仕組みになっています。
人間の自然治癒力が一番効果的に早く治す方法なのです。
ドライヒーリングだと、かさぶたができた時についはがしてしまうことも
ありましたし、乾燥するのでひきつれて、時には痛痒い感覚を伴います。
モイスチャーヒーリングは、体液で常に潤っている状態なので、
治癒段階でのそういったトラブルも起りません。
最近では、バンドエイドで湿潤効果のあるものが出ていて、手元にあると
とても便利に活用できますので、備えておくととっても便利です。
ジョンソンエンドジョンソンのキズパワーパッドというモイスチャー効果の
高いバンドエイドは、防水性で水周りにも安心です。
※ただ、一つ注意が必要な点は、モイスチャーヒーリングが有効なのは
経度の擦り傷や切り傷です。
深い切り傷や、範囲が広い傷口の手当に関しては、これまで通り
きちんと医療機関での処置が必要です。