子供の発熱の自宅での対処法 冷やし方と冷やす場所 お風呂や食事
子供が発熱してしまったときの、家庭で出来る対処方法を
分かりやすくまとめました。
慌てず適切な対処を!
子供の発熱、特に小さい子供の場合や、初めての子育てをされている
場合など、ちょっとしたことでも親としてとても心配になります。
きちんと対処をすれば、子供の発熱の大半は3日前後で治ります。
<水分補給>
水分補給は、発熱時のとても大切な対処です。
熱があるときは、たくさんの汗もかき、脱水症状に陥りやすいです。
特に意識して、こまめに水分補給を行ってください。
水分を摂れば尿として排出する際に、熱も放出されます。
飲むものは、イオン飲料は吸収率が高いので最適ですが、
手元に無い場合は、お水や麦茶でも十分です。
飲んでくれそうなら、果汁やジュースを水でうすめた
ものでも構いません。
とにかくこまめな水分補給が重要です。
一度にいっぱい飲ませすぎると風邪で咳がでるときになどは
吐きやすく、吐いてしまうとより脱水症状が悪化してしまいます。
少量ずつをこまめに!がポイントです。
<冷やす>
保冷剤をタオルに包んだもの、氷枕をタオルで包んだものの
活用が有効的です。
当てる場所は首の周り、脇の下、太ももの付根など太い動脈が
通っている箇所が体を冷やすのに効果的です。
解熱剤を与える目安は38度です。
機嫌が悪かったり、眠れないようなら解熱剤の利用も、子供から
不快感を和らげてあげる有効な手段です。
<服装での温度調節>
寒がれば暖め、暑がれば涼しくして下さい。
空調を使った部屋全体の調節だと、冷えやすく熱くなりやすいので、
洋服や布団やタオルケットでの調節が最適です。
そして汗をかけばこまめに着替えをさせ、タオルで汗を拭いて
あげるのも、体温調節に役立ちます。
<入浴>
基本的には、熱が高い時にはお風呂に入れない方がよい。
という小児科の先生がほとんどです。
熱いお風呂に入ることで余計に熱が上がったり、弱っている
体力をさらに消耗させたり、脱水症状を助長することもあります。
濡らした温かいタオルで汗を拭き取ったり、元気な場合は、
汗やウイルスを洗い流すために、さっとシャワーで済ませる
方が良いです。
熱い湯船に長く浸かるのは禁物です。
熱があまりに高い場合は、お風呂は下がるまで待ちましょう。
<食事>
できれば栄養のあるものをしっかり食べさせいですが、食欲が
なさそうであれば無理してたくさん与える事はありません。
風邪の場合は咳の症状から、吐いてしまうこともありますし、
胃腸の働きも弱まっていることもありますので、食事よりは
水分補給を欠かさないことが先決です。
とはいえ、回復するためには、少しでも栄養を摂って欲しいので、
バナナなどの果物やゼリーなど、食べやすいのもの、おかゆや
くたくたに煮たうどんなど消化の良いものを、少量ずつ食べさせて
あげるのがコツです。
<病院へ行くタイミング>
・吐き気や嘔吐がひどい
・ひきつけや痙攣を起こしている
・咳が止まらない
・呼吸が苦しがっている
・発疹がでた
・ぐったりしている
・呼んでも反応が薄く意識が朦朧としている
・生後3ヶ月以内の発熱
このような場合や、他にきになる症状がある場合には、
早急にすぐに医師に診てもらいましょう!
子供は病気が悪化するのが早く危険も伴いますので、
早めの受診が大切です。
医師に見てもらった後は、親も安心できるものです。